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「今後の中学校給食のあり方」に係る答申について 発表資料 平成27年4月分 | 相模原市

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(1)

「今後の中学校給食のあり方」に係る答申について

今般、市教育委員会の附属機関である相模原市立中学校給食検討委員会から教育 長に対し、「今後の中学校給食のあり方」について答申がありましたのでお知らせ します。

今後の中学校給食のあり方については、平成 22 年 11 月から実施しているデリバ リー給食(本市では、市が献立の作成及び発注を行い、民間の調理事業者が調理及 び中学校への配送を行う給食方式)の実施状況の検証・評価を行い、今後の中学校 給食の提供方法、平成 27 年度以降の方針等について検討するため、平成 25 年 6 月 7日に同検討委員会に諮問したものです。

これを受け、同検討委員会においては、2 か年で延べ 9 回にわたる会議、現地視 察を実施するなど、多様な視点から検討が重ねられ、その結果、今後の中学校給食 のあり方、取り組むべき施策などが取りまとめられました。

1 答申の日時及び出席者

(1)日時

平成 27 年 4 月 28 日(火)午後 4 時 30 分から午後 5 時

(2)出席者

○ 相模原市立中学校給食検討委員会 会 長 吉 岡

よしおか

有紀子

氏 (相模女子大学准教授)

副会長 黒 瀧

くろたき

直 行

なおゆき

氏 (相模原市立新町中学校校長)

○ 本市

岡本 実 教育長 笹野 章央 教育局長 新津 昭博 教育環境部長

2 答申の概要 別紙のとおり

3 今後の予定

本答申を踏まえ、平成27年度中に相模原市立中学校完全給食実施方針を一部 見直す予定です。

平成27年4月30日 相模原市発表資料

担当課:学校保健課

電話:042-769-8283(直通)

(2)

■ 岡本教育長(右)に答申書を手渡ししている吉岡会長(中)と黒瀧副会長(左)

■ 相模原市立中学校給食検討委員会委員名簿

推薦団体等 氏 名 備 考

学識経験者

吉 岡 有紀子 相模女子大学准教授 会長 伊 与 亨 北里大学講師

相模原市立小中学校 PTA連絡協議会

小 関 和 代 小 嶋 理 史 堺 千 里 髙 原 麻 美 水野谷 珠 世 相模原市立

中学校長会

黒 瀧 直 行 新町中学校 副会長 北 村 正 弘 青野原中学校

相模原市立 中学校教頭会

小 泉 勉 旭中学校 朴 木 昇 弥栄中学校 山 本 真 相武台中学校 相模原市学校給食

運営協議会

高 橋 純 子 城山学校給食センター 公募委員 高 橋 陽 子 市内在住

※ 推薦団体等は、平成26年度末現在。

(3)

今後の中学校給食のあり方に係る答申の概要

1 答申までの経過

本答申は、平成 25 年度及び平成 26 年度の 2 か年にわたって相模原市立中学校 給食検討委員会(以下「検討委員会」という。)を延べ 9 回開催し、この間に現 地視察も実施した上で、今後の中学校給食のあり方をまとめたものです。

検討の経過につきましては、デリバリー給食における現状把握及び課題の抽出 を行う必要から、生徒、保護者、教職員等を対象としたアンケート調査を実施し、 改善に向けた具体的な取組の検討を行い、検討結果を踏まえ「汁物の提供等」に ついてモデル事業を実施いたしました。

検討委員会では、こうしたアンケートの調査結果、モデル事業の現地視察等を 踏まえ、今後の中学校給食のあり方について、長期的・短期的な視点に立って提 案としてまとめたものです。

2 答申の概要

今後の中学校給食については、当面の対策、すなわち短期的な改善策として、 まずはデリバリー給食において改善を着実に図り、将来的には、全員喫食による 完全給食の実現という、長期的な視点に立った目的に向かって更に検討を進め、 食への理解が深まる給食の提供体制を構築し、目的を達成していく必要があると 考えます。

【長期的な視点に立って】

今後のあり方としての最終形態は、様々な解決しなければならない課題はあり ますが、原則、“ 全員の喫食による完全給食” が理想であると考えます。

そのための中学校における給食の実施方式は、デリバリー方式を含め次の方式 が考えられます。

◎ 完全給食の方式

・自校調理方式

・学校給食センター方式

・親子方式(給食室のある学校から近隣の給食室のない学校に調理後配送)

・デリバリー方式

各方式ともメリット・デメリットがありますが、市域は広大で地域特性が全く 異なることから、給食実施の方式については、一つの方式が望ましいとは必ずし も言えません。各地域に最適な給食実施方式となるよう検討が必要です。

給食室の整備については、小学校における老朽化対策の改築が未了であること、 学校給食センターの老朽化対策も必要な中、今後の中学校への給食室整備は建設 用地や財源確保のほか、生徒数の減少に伴う学校規模のあり方など課題がありま す。

学校を取り巻く様々な環境を注視し、小学校も含めた全市的、地域的な側面も 考慮した上で、多様な方式による効率的な運営体制の構築を進め、給食環境の整 備に取り組んでいただきたいと考えます。

(4)

【短期的な視点に立って】

長期的な取組を見据えつつ現在の中学校給食の改善等を図るため、早期の取組 が可能と考える次の 2 点について提案します。

(1)デリバリー給食の改善 ア 汁物の提供

モデル事業の実施結果を踏まえ、汁物の提供を検討するべきと考えます。 汁物の提供に当たっては、冬場に温かいものを提供するほか、夏場にあって も冷たいデザートなどを個別容器で提供することが可能になり、よりバラエテ ィ豊富な献立が取り入れられることを期待します。

また、調理事業者の協力を得て、できるだけ早期に実現できるよう対応して いくことを望みます。

イ 給食容器の変更

現在使用している副食(おかず)の容器は、重い素材のため、運搬の効率性 が低く、汁物の提供により、塩分量の摂取が過剰にならないようにするために も、容器の変更が望まれます。

ウ ご飯量の選択制

生徒はご飯の量の選択制を希望していますが、お代わりの利用状況が少ない 一方で、大盛りなどご飯の量の選択制の希望者がいること、モデル事業の実施 結果では、小盛りご飯を選択した生徒の残食が多かったことなど、栄養面を考 慮した上で、最良の方法を検討する必要があります。

エ 給食時間

小学校給食と比較した場合、デリバリー給食の学校では給食時間が 15 分程 度という現状で、保護者からは、給食時間が短いという声があります。

モデル事業の実施結果では、学年により喫食時間に差があることもあり、生 徒たちにとって楽しい食事を確保することは、残食の減少にも繋がるため、給 食時間のあり方については、検討する必要があります。

(2)食育の推進

ア 生徒への食育の推進

生徒の将来を見据えた上でも、必要とされる適切な栄養素を効果的に摂取し なければいけないということを生徒自身がしっかりと理解し、自ら主体的な食 生活を営む態度を養い、行動変容していく必要があります。そのため、生徒へ の継続的な食育の推進は必須と考えます。

イ 学校における食環境の整備

中学生の残食状況は、小学校と比較するととても多く、成長期にある中学生 に対し、栄養バランスの取れた給食の提供のみではなく、食事と身体、健康と の関係や、食に関する種々の事項について、直接的に学習の機会を設ける必要

(5)

が高い状況と考えられます。

中学校担当の栄養教諭や栄養職員の充実とともに、日々生徒と関わる担任教 諭等教職員との連携やネットワークなどのサポート体制も必要と考えます。

ウ 保護者への食育に関する情報提供

給食だよりの発行や給食ブログ等により情報発信が行われていますが、さら に、ホームページや予約画面への給食写真の掲載によるイメージアップ、ビデ オによる中学校給食の紹介、小学校での試食会の実施など、食育に関する情報 提供活動の拡充について検討する必要があります。

また、保護者への試食会については、在校生の保護者はもとより、小学 6 年 生の保護者や児童を対象にした試食会や土曜参観での試食会の開催、小学校の 給食献立を取り入れるなど、栄養バランスの取れた給食であることを保護者等 に広く、また分かりやすく周知し、取組を進めていく必要があります。

エ 食の安全性

食材については、市の献立計画に基づき原則として国産とし、可能な限り市 内産や県内産の野菜など地場農産物の購入を行っていますが、地域で作られて いる野菜が学校給食の中でも使われていることをアピールし、さらなる地産地 消の取組を推進していただきたいと考えます。

衛生管理については、給食を扱う調理事業者への教育について大量調理施設 衛生管理マニュアルや中学校給食調理衛生管理基準等に基づき、今後も適切に 行う必要があります。

以上のように、相模原市における中学校給食については、まずは、現在のデリバ リー方式での中学校給食の改善や食育の推進について、短期改善策の早急な着手に 努め、将来的に市内全中学校において全員喫食による完全給食の実現に向け、取り 組むよう強く望みます。

参照

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